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2020-06

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秩序

2020-05-28 (Thu) 18:39[ 編集 ]
ひまわり子どもの家より

秩序についてお話します。

子どもにとって秩序が保たれた状態が生活の安定につながります。
では子どもにとって秩序とはいったいどういうものでしょう?

大人が普段通り何かを行っている時、子どもが泣いり、嫌がったりする場合があったりします 。
例えば、
『いつもと違う場所に行くと嫌がる』
『朝起きる時間がいつもと違う』
『部屋の模様替えをした』等
大人の生活としては、不思議でない、よくある出来事。
子どもはこれに敏感に反応します。
子どもによって、生活のどの部分を自分に取り入れたかはわかりません。
しかし子どもが何かに気に入らず泣くと言う事は、その子の生活のうちに築いてきた秩序感を乱しているに他ありません。
(腹がすいた、具合が悪い、とは違うのはお母様なら気づくはずです。)

秩序は子ども成長発達にとってなくてはならないもので
どのような秩序を築いていくかはお子様によって違います。
子どもの生活の基本となるものが秩序です。
子どもはこの基本を基準に物事を考えていきます。

モンテッソーリ先生は『子どもは写真のように物事を覚えている』と言っておられました。
『いつも同じ場所にあるものがない。』
『いつもと行動パターンが違う。』
等は子どもの心の静寂さを乱すことになります。
反対に良い秩序感がつけば反対に
『いつも同じ場所にしまいたい』
『いつもと同じように行動したい』
となります。

朝起きて、顔を洗い、朝ご飯を食べ、散歩に行き、など等、1日の生活のパターンが同じというのが、子どもにとって良い秩序感を作る方法です。
又、両親やお友達、教師の他人に対する態度も同じです。
子どもは見ています。

この秩序感の強さはいつまでも続くわけではありません。
2歳から4歳ぐらいが秩序のピークと言われています。
*秩序の敏感期と言います。
個人差がありますのであくまでも目安です。
その後ゆるやかになって、いつもと違う物事を少しづつ理解できるようになっていきます。

この時期だからこそできるというものがたくさんあります。
良い秩序感を築ければ子どものこれからの生活の助けになると思います。
規則正しい生活、出したものを片付ける、挨拶もそうですね。
ほかにもたくさんあると思います。


この時期を逃したくはありませんね。

絵本について

2020-05-27 (Wed) 18:50[ 編集 ]
ひまわり子どもの家より

絵本についてお話します。

子どもは絵本が大好きです。
子どもが本を読むときにまず絵が入ってきます。
読むというより見ている状態ですね。
その絵とともに読んでもらう言葉も入ってきます。
絵本に書いてある言葉はいつも同じですね。
この絵と言葉がいつも同じというのがとても良いのです。これによって絵と言葉が連動していきます。
同じ絵本を、繰り返し読むことで、『次のページにはこういう絵とこういう言葉が出てくる』と子どもは想像していきます。
つまり予測ですね。
これが絵本のとても良いところです。
そして予測があっていた時子どもはとてもうれしい気持ちになります。
これが何回も読みたいと思う気持ちにつながります。

また絵本を読むときには言葉だけでなく読み手の感情も子どもは感じていきます。
書いてあることを感情なしに読んでいても子どもの心になかなか入ってきません。
喜怒哀楽を読み手が入れていくことで、子どもに想像力を与えることができます。

本は楽しいものです。
大人は何回も読むと飽きてくると思いますが、そこは子どもの言語発達の助けになると思って読んであげてくださいね。
日中だけでなく、夜寝るときに読んであげるのは良いですね。その時はお父さんにお願いするというのもいいですね。子育てに参加してもらいましょう。

『読んであげても、このページを読み終わる前にすぐページをめくってしまうんです』
というお話をよく聞きます。
その場合、選んであげている本がその子には難しいのです。
2歳児に文が長い本を読んであげても次のページまで待っていられない場合が多いですね。
年齢やその子の状態によって本を選んであげましょう。

又、図書館や園で本の貸し出しの場合、返却しなければなりません。
お子様が気に入って同じ本を何回も借りてくる場合は、買ってあげたほうがいいですね。手元に置いておくと、自分で読みたいときに読めます。
また、年齢が上がり、拾い読みができるようになった時期に前に読んだ本があると、読んでもらった記憶を頼りに自分で読めるようになっていきます。

日常生活9

2020-05-26 (Tue) 17:26[ 編集 ]
ひまわり子どもの家より


昨日『線上歩行』についてお話ししましたので、『静粛の練習』についても触れておきたいと思います。

線上歩行の後に行う鉄製のトレイにくるみを置くお仕事ですね。
音を立てずにくるみを置いていくのですが、小さい子はまだ手先がうまく仕えない場合は音が出てしまいます。つまり間違いの自己訂正がわかりやすいということですね。

自分で気づくことが大事なのです。

大人も人に言われると『今やろうと思ったのに』『わかってるよ』と思ったりしますよね。
子どもに自分で素直に気づいてもらうということがとても大切です。
自分でうまくできていないことに気づき『どうしたら音を立てずに置けるかな?』と考え、一生懸命にクルミをうまく置こうとしている姿はとてもかわいいです。
又、静かな状態で行っていますので、当然これを行っている子ども以外の子どもも気づきます。
中にはまだこのお仕事の面白さに気づいていない子どもは、クルミを投げ入れたりする場合もあります。
そういう時は気づいている子はみんな教師のほうを見ます。(笑)
教師は大丈夫とただうなずきます。口には出しません。

このお仕事はクルミを置くだけではありません。

参観の時にご覧になったことがあるかもしれませんが、お集まりの時に鳴らす『鈴』もこの『静粛の練習』です。

モンテッソーリ教育の提供には必ず
『直接目的』『間接目的』『間違いの訂正』があります

このお仕事の場合
直接目的
『運動の分析と調整』『完全なる動きの調整』

間接目的
『深い精神性と静けさから作られた真の規律に至る動機付けを与える』

間違いの訂正
上記の通り

日常生活8

2020-05-25 (Mon) 17:50[ 編集 ]
ひまわり子どもの家より

さて1週間、日常生活についてお話をしてまいりました。
モンテッソーリ教育の基本は日常生活にあるということをもう少しだけ書いてみます。

線上歩行というお仕事があります。
このお仕事はその名の通り、線の上を歩くお仕事です。
教室の床に白い線があるのを見た方も多いと思います。
この線の上を足のつま先、かかとを交互に合わせながら線から出ないように歩いていきます。
ひまわりでは音楽を流しながらゆっくりと前に歩いている人にぶつからないようにしながら歩きます。

何故このお仕事をするのでしょう?

なぜ子どもはこのお仕事が好きなのでしょう?

それは子どもは線の上を歩きたいのです。
散歩をしているとき子どもはブロック塀の低いところがあるとその上を歩きたがったりしませんか?
これと同じです。
つまりはバランスをとりたい、とれるようになりたいからです。
線の上をゆっくりと歩くことは子どもにとってとても難しいことです。
早く歩いたり、線の上を上手に歩けず、バランスをくずしたりします。
このお仕事が上手にできるようになるとお友達が線上歩行を行っている間、静かに待てるようになります。
お話が聞けるようにもなってきますね。


つまり運動の調整です。

運動は単純に動けばよいのではなく、目的に沿って動くことが運動です。
目的もなく走り回ることは運動とは言いません。
かけっこであれば『よーいドン』の前にかけていってしまってはかけっこになりませんね。

この運動の調整は他のところでも生きてきます。
例えば字を書くのもそうですね。
自分の思った線で書けるように調整する。
お弁当を食べるときにみんなでいただきますするまで待つ。等など
日常生活のすべての部分に含まれています。

たまにこの線上歩行が好きでないというお子様がいます。
大体の場合は
まだこのお仕事の面白さに気づいていない。
上手くできないからつまらない。
等があげられます。

大丈夫です。
繰り返し行うことで必ず上手になります。
そして好きになります...

日常生活7

2020-05-24 (Sun) 21:46[ 編集 ]
ひまわり子どもの家より


昨日、言葉ではなく態度でというお話をしました。

モンテッソーリ教育では基本的に提供(態度)と言葉がけは同時に行いません。

始めに『見ててね』と言ってから行動(提供)を行います。
これによって見ることに子どもは集中します。
言葉とともに行うとどっちに従えばよいかわからずに注意散漫になります。
『これはこうしてこうしたやるんだよ』と言いながら手を動かすことですね。
年長児ぐらいになるとだいぶわかるようになりますが、
それでも初めてやるお仕事の場合は難しいです。

インファントや年少のお子さんの場合特にそうですね。
ゆっくりとした動作で子どもにわかりやすく見せることで理解しやすくなります。

子どもはやり方を知りたいのです。

例えば家の中で無茶苦茶に散らかしたり、汚したり、物を片さなかったり等、お困りの場合は
『この子はやり方がわからないんだ』ととらえてあげることで、子どものに対して優しい気持ちになれますよね。
『一緒にやろう』と話してやり方を見せてあげてください。
勿論その時の子供の精神状態にもよりますが、お母さまと一緒に何かをやることは子どもにとって楽しいことには違いありません。
正しいやり方を示してあげることはとても重要です。

始めは片付けの9割お母さまがやったとしても、子どもに出来たねと言ってあげることで、少し片づけることを理解すると思います。少しずつ、少しずつ子どもが片付ける割合を増やしていけばよいと思います。
『片付けて奇麗になってうれしい』と子どもが思えるとよいですね。

やり方がわからないのに単に怒られているとしたら、子どもにとっては苦しいだけですよね。

子育ては待ち仕事ですね。
楽しく待てるように各家庭で工夫してみてくださいね。

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